LEBO ROBOTICS、シリーズBラウンドで資金調達を実施しました。

LEBO ROBOTICS株式会社(本社:東京都昭島市、代表取締役:浜村圭太郎、以下「LEBO ROBOTICS」)は、Abies Ventures株式会社が運用するAbies Ventures Fund I, L.P.とあいざわアセットマネジメント株式会社が運用するたましま地域活性化投資事業有限責任組合を引受先とする第三者割当増資により、シリーズBラウンドの1st Closeを完了したことをお知らせいたします。
今回の資金調達を通じて、風力発電ブレードメンテナンスロボットの自動制御化、欧米を中心としたグローバル展開および事業拡大に向けた組織体制の強化を加速します。
なお、本ラウンドでは2nd Closeを予定しており、シリーズBラウンド全体の調達額については、2nd Close完了後に改めてお知らせする予定です。
◼︎資金調達の背景
世界的な脱炭素化の進展に伴い、風力発電の導入が拡大しています。一方で、風車の大型化や洋上化が進む中、風力発電設備を長期間、安全かつ効率的に稼働させるためのメンテナンスの重要性も高まっています。特に風車ブレードは、雨滴や飛来物などの影響を継続的に受けるため、定期的な点検・補修が必要です。しかし、従来のブレードメンテナンスは高所での人手作業への依存度が高く、安全性、作業人員の確保、施工効率、品質の安定化などが世界共通の課題となっています。
LEBO ROBOTICSは、こうした課題をロボティクスによって解決することを目指し、風力発電機のブレードに吸着して移動し、研磨・洗浄・塗布などの補修工程を行う「ブレードメンテナンスロボット」を開発しています。現在は国内の実際の風力発電所において商用サービスを展開しながら、さらなる自動化と海外市場への展開を進めています。
◼︎「人が操作するロボット」から「自ら判断して作業するロボット」へ
LEBO ROBOTICSが次のステージとして取り組んでいるのが、ブレードメンテナンスロボットの自動制御化です。これまで人が判断・操作してきた工程に、センシング、3Dデータ、AI、制御技術を組み合わせることで、ブレードの状態を認識し、その状態に応じた作業をロボットが自動的に実行する技術の開発を進めています。
目指しているのは、単なる人作業の機械化ではありません。
「人がロボットを操作する」から、「ロボットが状況を理解し、自ら必要な作業を行う」へ。
Physical AIを実際の風力発電メンテナンス現場へ実装することで、安全性、生産性、施工品質を向上させ、将来的なメンテナンス人材不足という世界共通の課題の解決を目指します。
◼︎今回の資金調達によって加速する3つの取り組み
今回調達した資金は、主に以下の取り組みに活用します。
1.ブレードメンテナンスロボットの自動制御化
センシング、3Dデータ、AI、制御技術を活用し、ブレードの状態認識から研磨・塗布などの補修工程までの自動化を進めます。これにより、施工品質の安定化と生産性向上を図るとともに、複数台のロボットを効率的に運用できるメンテナンス体制の構築を目指します。
2.欧米を中心としたグローバル展開
世界の主要な風力発電市場である欧州・米国への事業展開を本格化します。LEBO ROBOTICSは創業当初からグローバル展開を見据え、日本に加えて欧州、米国、中国、インドにおいて関連特許を取得するなど、海外展開に向けた事業基盤を構築してきました。今後は日本・欧州・米国の3極を中心とした事業体制を構築し、日本で開発・商用化したメンテナンス技術をグローバル市場へ展開していきます。
3.研究開発・事業開発体制の強化
ロボット、ソフトウェア、AI・制御技術などの研究開発人材に加え、国内外での事業開発・海外展開を担う人材の採用を強化します。技術開発と事業展開の両面から組織を拡充し、グローバルでの事業成長を加速します。
◼︎LEBO ROBOTICSのこれまで
LEBO ROBOTICSは2018年の創業以来、風力発電設備の点検・補修をより安全かつ効率的に行うための技術開発と商用化を進めてきました。AIを活用したブレード外観点検では、国内で累計1,000基以上の点検実績を有しています。また、自社開発のブレードメンテナンスロボットについても、実際の風力発電所における実証を経て商用サービスを展開しており、点検から補修までを一貫して提供できる体制の構築を進めています。
今後は、これまで蓄積してきた現場データとロボティクス技術を組み合わせ、風力発電設備のメンテナンスそのものを高度化していきます。
◼︎投資家からのコメント
Abies Ventures株式会社 General partner 長野 草太様
世界的な風力発電の導入拡大に加え、風車の大型化・洋上化が進む中、メンテナンスの安全性・生産性の向上はますます重要な課題となっています。LEBO ROBOTICSは、独自の補修ロボットを実際の風力発電所で商用サービスとして実装しており、その高い技術力と現場実装力を評価しています。
今回の追加投資を通じて、自動制御化および欧米展開の加速を支援し、日本発の技術が世界の風力発電メンテナンスの新たな標準となることを期待しています。
あいざわアセットマネジメント株式会社 ヴァイスプレジデント 島田 功基様
近年、テクノロジーの発展に伴い、電力需要はますます高まっています。その中で、風力発電は安全性が高く、環境負荷の低いクリーンなエネルギーとして、今後さらに重要性を増していくと考えています。こうした風力発電の普及を支えるうえで、発電機の事故を未然に防ぎ、発電効率を維持するための適切なメンテナンスは不可欠です。LEBO ROBOTICS社は、早くから風力発電機のメンテナンスロボットに着目し、国内での実証実験を通じてその高い技術力を示してきました。
今回、たましま地域活性化ファンドとして、東京都昭島市から世界の風力発電メンテナンス市場に挑む同社へ出資できることを、大変意義深く感じています。今後は主力市場となる欧米への展開を進め、グローバル企業へと成長していくことを期待しており、当社としてもその挑戦を継続的にサポートしてまいります。
◼︎LEBO ROBOTICS株式会社 代表取締役 浜村圭太郎 コメント
このたび、LEBO ROBOTICSの次の成長に向けて、新たな投資家の皆さまをお迎えできたことを大変嬉しく思います。2018年の創業以来、私たちは一貫して「風力発電のメンテナンスをロボットで変える」というテーマに取り組んできました。風力発電は世界的に拡大していますが、その裏側を支えるメンテナンスは、今も多くの部分を人の経験と高所での作業に依存しています。風車がさらに大型化し、洋上化していく中、このメンテナンスのあり方そのものを変えていく必要があると考えています。
これまで私たちは、実際の風力発電所でお客様とともに試行錯誤を重ね、ロボットによるブレードメンテナンスを商用サービスとして実現してきました。次に目指すのは、「人がロボットを操作する」世界から、「ロボットがブレードの状態を理解し、自ら必要な作業を行う」世界への進化です。
今回の資金調達を通じて、Physical AIの実装をさらに加速するとともに、日本で培った技術を欧州・米国へ展開していきます。日本・欧州・米国の3極で事業を展開し、世界の風力発電を支えるメンテナンス企業へ成長することを目指してまいります。
◼︎今後について
LEBO ROBOTICSは、シリーズBラウンドの2nd Closeを予定しています。シリーズBラウンド全体の調達額については、2nd Close完了後に改めて公表する予定です。今回の資金調達を新たな成長フェーズのスタートと位置づけ、ロボットの自動制御化、グローバル展開、組織体制の強化を進めてまいります。
◼︎採用情報
事業拡大に伴い、LEBO ROBOTICSでは採用を強化しています。ロボット・機械設計、電気・制御、ソフトウェア、AI、国内外の事業開発など、幅広い分野で新たな仲間を募集しています。
風力発電というグローバルな社会インフラを、ロボティクスとAIによって変革することに関心をお持ちの方からのご連絡をお待ちしています。


